2008年04月22日
種子植物の雌性生殖器
こうやって進化してきたんですね。
大変興味深いお話です。
種子植物の場合
種子植物の雌性生殖器はめしべ、雄性生殖器はおしべである。これらは胞子葉であり、そこからできた胞子の発芽物から卵、精子が作られるので、その意味ではすべてが雌雄異体である。しかし、それらは雄性のものは花粉の中、雌性のものはめしべの中(裸子植物では上)の胚珠の中にあって見えない上、植物体の一部のようにふるまう。そのため、花粉がめしべに受粉することを、類似的に接合のように見なすのが普通である。
被子植物では一つの花におしべとめしべを備える雌雄同株のものが多い。このような花を「両性花」と呼ぶ。裸子植物ではおしべのみを含む雄花と、めしべのみを含む雌花をつけ、同じ株の上に両者を出す雌雄同株のものが多い。このような花を「単性花」と呼ぶ。植物によっては、同じ株に両性花と単性花をつけるものもある。両性花と雄花をつけるものを雄性両全性同株と呼び(ヤツデ、バイケイソウなど)、両性花と雌花をつけるものを雌性両全性同株と呼ぶ(エゾノヨモギギク)。
イチョウ、ソテツ、ヤマモモ、ヤナギなどは、株によって雄花か雌花かのどちらかしかつけないので、完全に雌雄異株である。
雌雄異株には、性染色体(XY型)によって決定されるもの(スイバ属など)や生育状況によって決定されるものがある。後者では、しばしば性転換がみられる。例えばテンナンショウ(サトイモ科)では、個体が小さい時は雄株になり、大きい時は雌株になる。これは雌株は種子や果実を成熟させるためにより多くの資源(栄養分や水分)を必要とするため、じゅうぶんな貯蔵を持つ大個体でなければその必要を満たすことが出来ないからである。したがって、雌株でも種子生産によって地下部の貯蔵が減少すると雄株に性表現を変える。またウリハダカエデのように、性転換は見られるがその要因がよく判っていない植物もある。
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